パリブログ  月別アーカイブ: 2011年 3月

パリからもできること

東北地方太平洋沖地震から約10日が経ちました。
被災された皆様とその関係者の皆様に、心からお見舞い申しあげます。
直接の被害は少なかった地方でも、余震や停電、物資の不足など、
生活に大小なりの支障が出ている方も多いと思います。
一日も早く、平常の暮らしが戻ってくることを願ってやみません。
私をはじめパリシェモアのスタッフはフランス在住ですが、
逆に離れているからこそ日本の様子がわからず心配になってしまったり、
原発の危険を煽るようなフランスのメディアを見聞きして不安にかられることもあります。
そして何より、離れていても被災地のために何かできないものかと思案する自分がいます。
そんな思いを抱えた在フランスの日本人たちは多く、
パリをはじめ各地でさまざまなチャリティーイベントが始まりました。
パリではオペラ座の近くで4月3日に大きなチャリティーバザーがおこなわれます。
集まった募金やバザー品売上の全額寄付はもちろんのこと、
フランス人たちに災害のようすを伝えることも目的の一つで、
雨宮塔子さんや中村江里子さんなど在パリの著名人も参加するそうです。
物品提供などもできますが、来場して寄付や買い物をするだけでも参加の一環です。
この時期にパリにいらっしゃる方は、ぜひ参加してみませんか?

「エレーヌダローズ」でお得なワンプレートランチ

前々回のブログで紹介した「パッサージュ53」がミシュラン2つ星を
獲得したというニュース。本当においしかったから、当然とも言える結果です! 
さらに人気が出て、予約がとれなくなりそうで心配ですが。。。
さて今回紹介するのは1つ星シェフの店「エレーヌダローズ」。
なんだか始終おいしいものを食べに行っているようですが、ふだんは自炊、
たまのぜいたくな外食で、あわただしい日々にうるおいを与えているのですよ! 
それにここは1階がビストロふうのle Salon、2階がガストロノミックの
レストランと分かれていて、今回は1階でいただく割安のランチです。
場所は6区シェルシェミディから徒歩5分、ボンマルシェやエルメスの
新ブティックのそば。店内は明るくモダンで、気になるドレスコードも
ジーンズやショートパンツ以外なら大丈夫そう。
たぶん2階はぐっと違う雰囲気なのでしょうが、サービスも若い人が多くて気軽でした。
割安のランチメニューは、ワンプレート+別皿のデザート+グラスワイン1杯で
35ユーロというもの。この価格で2つ星シェフ(若き女性シェフであるエレーヌは
今年度のミシュランで星を一つ落としてしまいましたが、ロンドン店では星2つを獲得)
の料理を味わえるなんておトクすぎます !
プレートはスープやフォアグラ、ラヴィオリなど7種類くらいが少しづつ
美しく盛られた豪華版「お子様ランチ」。繊細で凝った味わいはさすがのおいしさです。
男性には量が少ないかなという気もしますが、いろいろ味見できて女性にはぴったり。
ワインもHaut Médocのかなりおいしいワインが出てきました。
パッサージュ53もそうですが、料理は日替わりのおまかせコース。
最初に苦手な食材だけ聞かれましたが、あとはワクワクと待つだけでらくちんです。
選ばなくていい、って気楽でいいんですよね。隣のテーブルを見て
「あっちにすれば良かった(涙)」なんて悔やむこともないし。
ぜひお友達同士でどうぞ !
Hélène Darroze le Salon
4, rue d’Assas 75006 Paris
Tél. 01 42 22 00 11